トリガーポイント研究会

お知らせ・ニュース

2021年までの通常セミナーと入門セミナーについて

 向こう3年間の研究会運営計画をお知らせします。68歳を迎えて臨床、研究、教育の三つ全てをこなすことは気力的に困難となって来ました。70を過ぎたら研究・執筆に絞って、仕事上の責任(謎の存在に気づいたも者が謎を解く)を果たしたいと思っております。研究スタイルの関係からは臨床はどこかで続けます。教育への情熱は殆ど燃え尽きかけており、後進に託して2012年辺りからフェードアウトの予定です。教育と係わりの深い研究会セミナーですが、幾つかの地方でセミナーが続けられる様、計画しています。黒岩が各セミナーにどの程度係わるかは未定です。
 と云うことで、黒岩がセミナー運営に責任が持てる後3年間の通常・入門セミナーの運営形態を変更します。

通常セミナー(体幹コース&四肢コース):これまでは「体幹コース」終了後に「四肢コース」に進んで戴いてましたが、2コース同時受講を認めます。受講料は全コース終了までは各回1万円、終了後の参加費半額に変更はありません。
手続きは、3月末までに、本来のコース受講料+他コース/既習コース中の希望日分の講習代を振り込み、本来のコース外受講日を口頭またはメールでお知らせください。

入門セミナー:毎年5月連休中に実施します。以前と異なり、座学の1dayセミナーとして実施します。今年は5月5日、10時~16時、参加日3万円で計画します。HP上から申し込んでください。急な決定ですが、4月4日迄に参加者が20名を越えなければ開催を見送ります。
 TPの探求は日々続けられ、トラベル女史の言説は化石としての輝きしか残ってません。因みに黒岩が大学で担当するTP関連2科目の講義内容は下記の通りで、トラベル女史でも講義を聴かなければ試験に合格できる見込みはありません。この2科目をまとめて、その重要ポイントをお話し、誰も見たことが無い、正当に科学化されたTPの先端的イメージを頭の中に形成して貰えたらと思います。科学技術は科学理論と対になって発展します。理論抜きに高度な技術は身に付きません。「分かる→ できる」の取っ掛かりが入門セミナーです。
  TP概論
1. トラベルは「実在するツボ」を再発見し、トリガーポイントと命名、定義し直した 
2. 黒岩のトリガーポイント1;トラベルは孔穴科学化のキーパーソン 
3. 同 2;TPかどうかを決める、発生源認知と同一性認知
4. 同 3;トラベルが求めた体系的TP像 
5. 孔穴3千年の科学史:概念上のツボが小点でも、実在するツボは弯曲平面  
6. 概念や実体と治療法や治効は表裏一体
7. 鍼・灸・按、東洋的には不可視の適応 
8. 関連痛は脳のハード的制約から生じる感覚錯覚の一つ 
9. 動的関連痛と静的関連痛 
10. TP起因の痛みの8割:運動器慢性痛、頭痛、歯痛
11. 同2割:機械痛と侵害痛の混合痛、CRPSの劇痛 
12. 痛み以外の適応:受容器感作症候群の提唱
13. TPを捜す:「探せない」を客観視できずに点とされたTPとツボ
14. 責任TPを捜す:指標は痛み発生源の固有現象 15. まとめ

  運動器の臨床疼痛学
1.元感覚とかなり異質、感作受容器由来の感覚 
2.運動器慢性痛、CRPSの劇痛とムズムズ脚の共通点 
3.運動痛、自発痛、夜間痛から、内臓痛を探り出す 
4.受容器感作は慢性痛成立の仕切り線    
5.運動器慢性痛の発生源が複数な訳
6.しびれ感の由来は神経・血管に限定されず 
7.刺激療法が痛み治療に適応する訳 
8.軟・剛複合体の運動器を機械エネルギーと触覚が貫く 
9.刺激療法の適応となる痛み1:DN-TOS、坐骨神経痛 
10.同2:CRPS、Strain  
11.疼痛治療標的の所在とオフェンス・シナリオ    
12.機械痛とCRPS劇痛の発生源検出ロードマップ  
13.痛みに対する刺激療法のリスク 1: 診断時 
14.同 2: 治療時   15.まとめ  
 年を追う毎に(解明が進むにつれて)、誰も思いつけない、渋い内容に変わってきました。現在、(数学を必要とする)第二の理論革命期に突入しています。「黒岩を黒岩が超える」これからも自負をもってTP現象に取り組み、解明を続けます。

2019年03月16日